採卵の流れ

採卵の流れ

採卵の流れについて

採卵日前日
採卵時に麻酔をかける場合、前日21時より、絶飲絶食でお願いいたします(水、スポーツドリンクといったクリアウォーターであれば飲水は構いません)。
採卵日当日 – 来院前準備 –
お化粧、ネイルアートは落とし、爪は短く切って来院ください。
コンタクトレンズご使用の場合は、はずしていただきますのでケースとケア用品をお持ちください。
ご自身で車や自転車を運転しての来院は帰宅時危険ですのでおやめください。
治採卵日当日 – 採卵 –
採卵日当日午前9時30分に来院し、受付けをお済ませください。
お着替えなど準備をしていただいた後、麻酔をかける方は、点滴をさせていただきます。
経腟超音波ガイド下に採卵手術をします。
採卵は5~20分ほどで終了します。
採卵終了後は麻酔をかけた方は、安静室で2時間ほど安静にしていただきます。
採卵
採卵当日、ご主人には精液を採取していただきます。
採卵は経腟超音波ガイド下に行います。
モニター画面を見ながら、細い針を腟から刺し、排卵前の卵胞から卵胞液とともに卵子を吸引し、回収します。
静脈麻酔下で行います。卵胞数が少ない場合には無麻酔で行うことも可能です。麻酔の有無は患者様のご希望を伺っています。
採卵は、卵胞数により差はありますが、5分~15分程度で終了します。
採卵の実際の方法
オペ室
採卵後
採卵後は入院の必要はありません。安静室にて、約2時間程度の安静ののち帰宅できます。当日、採卵結果報告書(採卵個数・精液検査結果について)をお渡しします。
安静室
媒精
媒精とは、体外培養環境下で卵子と精子を受精させることを言います。受精させる方法には「体外受精」と「顕微授精」があります。

体外受精

最も基本的な方法です。適度な濃度に調節した精子を卵子にふりかけて受精するのを待ちます。

顕微授精

顕微鏡で見ながら細いガラス管を用いて1個の精子を直接卵子の細胞の中に入れる方法です。
どちらの方法を用いるかは、それまでの治療経過や精液の所見を見て、決定します。
受精方法について
顕微授精(ICSI)の瞬間
受精から胚培養まで
採卵の翌日に受精の確認を行います。受精卵は細胞分裂を始めて、「胚」になります。
その後順調に進むと、採卵から5日目には「胚盤胞」という状態になります。この期間は、インキュベーターと呼ばれる体内と似た環境を作ることのできる機械の中で培養します。
培養室
胚発達の過程
胚移植
良好な胚(原則1個)を、柔らかいカテーテルを用いて子宮内に戻します。当院では、新鮮初期胚または凍結融解胚盤胞移植を行っております。

初期胚移植

採卵から2-3日経過した分割胚を移植する方法です。

胚盤胞移植

採卵から5-6日経過した胚盤胞と呼ばれる、子宮に着床する直前の胚を移植する方法です
受精卵の移植方法
移植をサポートする方法

着床率を高めるアシステッド・ハッチング(孵化補助法)

受精卵は透明帯という蛋白でできた殻に包まれています。ハッチングとは、孵化という意味です。ヒトの卵も透明帯と呼ばれる卵の殻にあたる部分から孵化し着床に至ります。この透明帯が厚く硬いため孵化できず、その結果着床しにくい場合があります。
このような場合には移植する前に透明帯を削っておくことで孵化しやすくすることが出来ます。これをアシステッド・ハンチングと言います。
当院では、最も胚を傷つける心配のないと言われているレーザー法を採用しています。
AHA
着床

妊娠率の高い凍結融解胚移植

胚を凍結保存しておき、別の周期にその胚を融解し移植する方法です。凍結融解胚を用いた妊娠率のほうが高い傾向にあります。
胚が子宮内に着床できる時期は限られており、凍結融解胚移植の場合、その期間をきちんと考慮し移植を行えるため、妊娠率が向上すると言われています。
胚凍結について
胚の凍結保存は、移植胚以外に複数の良好胚が育った場合や、妊娠成立による副作用(OHSS)の重症化予防、妊娠率の向上など、その目的は幾つかあります。
次の治療では卵巣刺激から胚培養までのステップを行わずに胚移植ができるため、身体的にも経済的にも負担が軽減され、有益な方法といえます。
凍結方法として当院では、急速凍結法(ガラス化法)を用います。最も胚へのダメージが少ないと言われている方法です。
黄体補充
着床率を高めるために、注射や腟に挿入する坐薬を使用して、黄体ホルモンを補充します。
妊娠判定
胚移植から7~10日前後で、妊娠判定を行います。
院内のホルモン採血にて行います。結果が出るまで50分ほどお待ちください。