タイムラプスAI画像解析
- 2024年4月18日
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不妊治療のお話
タイムラプスAI画像解析【iDAScore(アイダスコア)】バージョン2
当院では、EmbryoScopeタイムラプスインキュベータに胚評価支援ツールであるiDAScoreを導入しておりますが、胚評価ソフトウェアiDAScore(アイダスコア)のバージョンがアップデートされました。
iDAScoreとは?
iDAScoreとは、AI(人工知能)を用いて開発された胚評価支援ツールです。EmbryoScopeタイムラプスインキュベータで撮影された胚の成長画像データから、妊娠の可能性を推測することができます。
iDAScoreでできることは?
iDAScoreを使用すると自動的に胚盤胞を評価し、その結果を1.0~9.9点に数値化してくれます。1.0に近いスコアほど妊娠の可能性が低く、9.9に近いほど妊娠の可能性が高くなるという結果が学会や論文で報告されています。
iDAScoreはどんなメリットがあるの?
iDAScoreは115,000個以上の胚を深層学習させているため、その評価は熟練した胚培養士と同等以上の評価結果を得ることができることが報告されています。つまり、熟練した胚培養士と同等以上で、ヒトよりも一貫した結果を多くの患者様に提供することが可能となります。
今回のバージョンアップでは、データを65,000胚加え、更なるAI学習を行ったことで、バージョン2にアップデートしたiDAScoreは胚盤胞評価に加えて、2日目と3日目の胚の順位付けも可能になりました。
カテゴリー別のスコアが、バージョン1と異なりますが、詳細は診察時にご説明させていただきます。