卵巣刺激と採卵
- 2025年10月24日
- 卵子凍結
卵子凍結のお話
卵巣刺激と採卵
卵子凍結とは、自然の加齢により妊娠することが難しくなっていくことに備えて、卵子を凍結することを言います。
これには、排卵誘発剤を使って、卵巣を刺激して、1回の採卵で複数の卵子を発育させる必要があります。
どれくらい発育するかは、ご本人のAMH(抗ミューラー管ホルモン)値で予測し、”適切な”卵巣刺激法を選択します。
AMHが低いと卵子が1個くらいしか取れませんので、目標の凍結個数まで、何度も採卵しなければなりません。
排卵誘発剤の濃度や日数を増やしても、それは新しく卵子を作り出す方法ではありませんので、卵子が取れる個数が極端に増えるわけではありません。
AMH値は卵子の個数と採卵回数に影響するのです。AMHが低い人はそうでない人より採卵回数が多くなり治療が長期化することになります。
AMHは、あくまで卵子の数の目安であって、卵子の質には関係ありません。
卵子の質に関係するのは実年齢です。

