〒107-0052東京都港区赤坂2丁目14-32
赤坂2・14プラザビル 6階

Tel.03-5545-4123

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コラム

生殖補助医療(体外受精・顕微授精治療)について|赤坂レディースクリニック|東京都港区赤坂の体外受精・卵子凍結

生殖補助医療(体外受精・顕微授精治療)について

不妊治療のお話

生殖補助医療(体外受精・顕微授精治療)について

生殖補助医療は不妊治療の最終段階の治療です。
2022年4月から保険適用になりました。
受精卵が出来ているかどうかわからない周期を続けるタイミング治療や人工授精治療に比べて、受精卵を子宮の中に戻すのですから、比較すると妊娠率は高くなります。
ならば、直接体外受精治療から始めれば早いと思っている方がいらっしゃいます。
保険適用で体外受精治療ができるのは、そのほかの治療では妊娠できないカップルに限られます。
精子が少ない、運動率も悪いなら顕微授精をすればいいのか
そんな簡単なことではありません。
精子の所見が悪いのは、健康状態に問題があるかもしれませんし、生活上見直せる点があるかもしれません。
顕微授精は高度な医療技術ですので、受精卵はいくらでも作ることが可能です。
体の中ですでに傷ついてしまった精子の中から、いくら元気そうな精子をピックアップして受精卵を作成したとしても、不良胚しかできないため、着床しません。
女性側が男性に負担をかけまいと、精液所見が悪いことをうまく伝えられず、体外受精治療に踏み切る例も見られます。
男性側の努力がないと、精鋭の精子が得られないので、無理やり作成した不良胚を子宮に戻してみても当然妊娠しません。
体外受精・顕微授精治療は、老いた卵子を若返らせる方法でも、傷ついた精子を生まれ変わらせる方法でもありません。
カップルで、力を合わせて妊活のための努力をお願いします。
例えば、がんは早期に見つけ、切除すれば完治するものが多くあります。
医療者側が適切に手術を行いその技量で治療が可能です。
不妊治療、特に生殖補助医療はその名の通り、医療者側は、「補助」することしかできません。
治療成功には、ご夫婦の協力が必要なのです。

 

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