基本検査の流れ

妊娠のためのスクリーニング検査(基本検査)の流れ

スクリーニング検査
スクリーニング検査

ご夫婦ですべての検査を施行し、約5万円です。

不妊検査でも適用になる助成事業が始まりました!

1.初診時

内診・経腟超音波検査
子宮がん検診
血液検査

検査項目:感染症(B型肝炎、C型肝炎、梅毒、HIV)、甲状腺ホルモン、クラミジア抗体、風疹ウイルス抗体、血液型、肝機能・腎機能・貧血検査、抗ミュラー管ホルモン(卵巣内にどのくらい卵の数が残っているかを、年齢相当に置き換えて結果が出る検査です)

夫の血液検査
精液検査のスケジュール説明

2.月経開始2日目~5日目

ホルモン測定(低温期採血)

月経開始2~5日目の間で、ホルモン値の採血を行います。
脳下垂体ホルモン(LH、FSH、プロラクチン)と卵巣ホルモン(エストラジオール、プロゲステロン)の値を測定し、基礎的なバランスなどに問題無いかどうか確認します。

3.月経開始8日目~10日目

超音波子宮卵管造影及び子宮通水検査

通常卵管造影は、レントゲンを使用したもので痛みが強く、後日に通水検査と同じ目的の子宮鏡検査を施行する施設も多くあります。当院では痛みの少ない超音波の卵管造影を施行し、同時に通水検査行えるのが利点です。超音波子宮卵管造影卵管の通過性をみる検査です。月経開始8日目~10日目に行います。 従来のヨード造影剤を使ったレントゲンの子宮卵管造影検査に比べ、痛みが少なく、卵巣や子宮に放射線被ばくがありません。造影剤を子宮の中に流し、超音波検査を用いて、造影剤が卵管から流れてくることを確認します。子宮通水検査当院では超音波子宮卵管造影と一緒に行います。受精卵が着床する子宮の中に子宮内膜ポリープや子宮筋腫があると妊娠しづらくなる可能性があります。生理食塩水を子宮の入り口から注入し、子宮の内腔を充満させることによって、子宮内腔の病変を浮かび上がらせることができます。子宮鏡検査と比較して、簡単で痛みも少なく、短時間で実施することができます。麻酔も必要とはしません。

4.排卵日数日前

超音波卵胞計測(卵胞モニター)と頚管粘液検査

卵胞を超音波(エコー)という機械でみて、計測します。卵胞は平均18~21mmで破れて排卵します。卵巣予備能、使用薬剤、月経周期によって排卵までの卵胞径は様々です。排卵時期を確実に把握するために必要であり、不妊治療の中で最も基本となる検査です。さらに、排卵前にはエストラジオール(E2)というホルモンが分泌されます。そのホルモンに頚管という子宮の入り口が反応して粘液を産出し、精子を受け入れやすくします。その粘液の性状や量を検査します。

5.排卵日直前

性交後試験(フーナーテスト)

卵胞モニターで排卵時期を推定し、最も妊娠しやすい日に性交します。翌日、女性の子宮頚管粘液を採取し、その中に運動精子を認めるかどうかを顕微鏡で調べます。直進運動精子が認められない場合は、免疫因子(抗精子抗体)の有無などを調べます。

6.月経開始20日目前後

ホルモン測定 高温期採血

月経開始20日目前後に、ホルモン値の採血を行います。
エストラジオール(E2)、およびプロゲステロン(P4)というホルモンの値を測定します。排卵後の卵胞は、黄体に変化して、そこからこれらのホルモンが分泌されます。プロゲステロンの働きに基礎体温が上昇して高温期になります。

上記の検査を月経周期に合わせて行うため、すべての検査が終了するのに、通常4~5週間程度かかります。