男性側の検査

男性側の検査

マスターベーションで採取した精液を検査し、精子の数や運動率などを調べます。異常がある場合には精索静脈瘤などの病気がないかどうか、泌尿器科で検査をします。

不妊症の約半数は男性側の原因によるものです。
精液検査をしないで不妊治療をすすめた場合、女性のみ治療を行っても治療成果が出ないことがあります。 このため、不妊症の原因が男性側にあるか調べるため精子について検査を行う必要があります。

採血検査(感染症・血液型)

B型肝炎、C型肝炎、梅毒、HIV、血液型の検査を行います。
血液検査結果は1週間ほどで出ますので、採血から1週間以降で精液検査に進みます。

※他院での感染症などの採血結果は、実施日から半年間は有効といたします。
以降は当院にて再検査いたします。
当院での感染症検査は、1年ごとの更新としています。

精液検査

3~4日間ほど禁欲(射精をしない)後、採精容器に用手的(マスターベーション)に採っていただきます。容器に名前を記入していただきなるべく早くご持参ください。
精液量、1ml中の精子濃度、運動率、正常形態率を調べます。検査当日10分程度で、検査結果報告書をお渡しします。

精子に異常が認められた場合

精液の異常には主に次のようなものがあります。

  • 無精子症(精子がいない)
  • 乏精子症(数が少ない)
  • 精子無力症(運動精子の割合が低い)
  • 精子奇形症(奇形精子の割合が高い)
  • その他

異常の頻度が低い場合には自然妊娠することもありますが、異常の頻度が高い場合には治療が必要となります。
精液検査の結果はそのときの健康状態やストレス・飲酒・疲労などによって大きく変動があることもあります。
精液検査は1回限りでなく、日を変えて何回か検査を行って頂く場合があります。

異常が認められた場合の処置

  1. 乏精子症 人工授精や体外受精(状態によっては顕微授精)を行います
  2. 無精子症 精管閉塞がある場合は精路再建手術を行うか、精巣精子採取術+顕微授精などを行います。
  3. 勃起障害・射精障害勃起障害治療薬等で治療したり、人工授精を行ったりします。